2歳からの自転車選び(我が家の場合)
2歳のお誕生日プレゼントとして、2歳から乗れる自転車(キックバイク含む)についていろいろ調べてみましたが、沼が深すぎたので別記事でまとめることにしました。
1.我が家の条件
まず我が家において自転車(キックバイク含む)に対して求めているものを挙げると、
- 2歳から乗れるタイプがいい=12インチ
- ブレーキがついているものがいい
- キックバイクから自転車(ペダル漕ぎ)に変更するにあたり、車体の扱いに慣れたものでやりたい=今まで使っていたものにペダルが装着できるタイプがいい
- 車体が倒れても自分で起こすことができる=できるだけ軽い車体
- 子供にとって自由に移動できる手段として自転車をマスターしてほしい
という条件になります。
そのため今回の記事では、12インチの自転車(キックバイク含む)について比較していきます。
2. 現在販売されている12インチの比較表
見つけられた範囲内の商品についてスペックを比較してみました。我が家の場合は「ペダルを取り付けられること」を重視していたため、下ふたつを強調しています。
今回はこの5種類についてまとめようと思います。
3. 詳細
各商品について調べてわかったことを書いてみます。一部は以前書いたブログから持ってきてます。
(1)ストライダー
一番有名所の「ストライダー」。普及率が高く、またとにかく軽いのが強み。
ですが、ハンドルがぐるぐるか360度回転してしまうところや、ブレーキが付いていない点から我が家としては却下となりました。ストライダーの基本構想はおそらくBMXの自転車に近いと思われ、かつてのユーザーについてもそうした声をメインにピックアップしているようです。YOUTUBEではBMXにつながるような乗り回し方についての指導動画なども紹介されていました。
そのため、私達のような「いずれは街乗りできるように」という想定とは異なった商品と考えました。
(2)D-Bike KIX
もう一つ別なブランドとして、D-Bike KIXという商品も候補に挙がりました。こちらも12インチでその上ブレーキが装着されており、またペダリングの練習のために足台が着いていることもポイントが高かったです。
しかしこのD-Bikeシリーズでペダルを装着できるのは14インチのマスタープラスからになります。2歳から乗るには大きすぎ、また重すぎるとも考えました。
※なお調べてわかったのですが、D-Bikeも以前は12inchのペダル取付可能な「D-Bike MASTER 12 EZB」という商品があったそうなのですが、こちらは生産終了となったそうです。
※12inchに関してはペダル装着をしない方針とし、キックバイクとして極める方針にしたのかもしれません。
(3)スパーキー
お子さんを某有名キックバイクに乗せて遊ばせていたお父さんが開発したという商品。改造を積み重ねるうちにこだわりが出てきて商品化につながったそうです。
こちらも会社のコンセプトとして「ペダルはつけない」「大きくなってからでOK」という方針なようで、ペダルシステムはありません。
ブレーキやエアタイヤにこだわるなど、乗り心地にこだわっている商品のようです。
(4)ケッターサイクル
子供向け自転車メーカーのPeopleが出している商品。自転車メーカーが作っているだけあって、両輪ブレーキがあったり、サドルやハンドルの高さを伸ばすことで長く乗り続けられるマルチアジャスト機能などが充実しています。
判明している範囲ではサドル高の調整幅が最大であり、その分長く乗れると宣伝しています。しかしサドル高の一番下が最も高い商品でもあるため、股下の長さについて考慮すると対象年齢が他の商品より高めとも言えます。
成長に合わせてハンドルやサドルを伸ばすと相対的に車輪が小さくなってしまいますが、それでも違和感なくミニベロのようにおしゃれに乗り回せるシティサイクル風のデザインとなっています。
公式でも「背筋を伸ばして視界を広く」という乗車スタイルを推していることから、シティサイクル風(≒ママチャリ風)の乗り方を推奨していると考えてよいでしょう。
(5)へんしんバイク2
バランスバイク + ぺダルシステム一式セット 22,000円(税込)
こちらの会社はこれ一本でやってきているようです。私としてはケッターサイクルとへんしんバイク2でかなり悩みましたが(おしゃれさではケッターサイクルがいいとも思いました)、夫の考えが決め手となりました。
夫の中でポイントが高かったのが
- エアタイヤであること:重くなりパンクのリスクもあるが、クッション性がよくなること。また、タイヤの管理に関して夫は自信があること(夫はバイクや自転車の趣味があります)
- サドル下限が低い:ケッターサイクルとへんしんバイク2では2cmの差ではありますが、へんしんバイク2のほうがより低年齢から始めやすいと思われます。
- ボディデザインがマウンテンバイク風:シティサイクル風のケッターサイクルと異なり、マウンテンバイクなどのデザインに近い山なり(上に凸で高重心)のデザイン。「曲がりやすさにも影響するのでは?」と夫は考えています。マウンテンバイクのように野山で遊ぶことを想定した文章も公式サイトに記載があります。
- カラーバリエーションが豊富:ケッターサイクルの12インチは白1色のみです。
- 5歳まで乗れたら十分:下の子(予定)との年齢差を考慮すると、6歳になる頃には上の子に新しい自転車が必要になっている&下の子へのお下がりとして丁度いいとおもわれるため。
- うちの子は「またがる」ことがもうできる:1歳半の時点で高さ27cmのロディに一人でまたがって遊ぶことができているため、高さのある自転車にまたがるのもできそう。
というわけで、我が家が最終的に選んだのは、「へんしんバイク2」になりました。10年ぶりにモデルチェンジをしたそうなので、そこも気になるポイントですね。
4. まとめ
我が家の場合は、我が子の年齢や身体能力も込みで判断して「へんしんバイク2」にすることにしました。けれど他のご家庭の場合は、たとえば「3歳から」を考慮していたり、街の中でしか乗らないことを想定しているのであれば、ケッターサイクルのほうが向いている、という場合もあるかもしれません。また、エアタイヤの管理(パンク予防剤の利用、バルブ交換、乗車前の空気圧チェック)に自信がないご家庭ではパンクレスタイヤの利用を強くおすすめします。
各ご家庭の事情に合わせてえらんでみてください。