我が子が旅行に行けるようになるまでのハードルについて整理してみた

もうすぐ2歳。

卵と小麦のアレルギーがあり、食べても良いのは十分加熱した卵黄のみ。

そんな子がいずれ旅行に行けるようになるまでに、どれだけのハードルを超えればよいかについて情報を整理してみました。

1. 緊急時にエピペン®が使用できる

【公式】エピペンサイト|アナフィラキシー補助治療剤 - アドレナリン自己注射薬 エピペン®注射液|ヴィアトリス製薬株式会社|マイランEPD合同会社

 アナフィラキシーが出たときに自分で注射できる薬剤ですね。これを使用した後は病院を受診しなければなりませんが、これがあれば誤食などにより症状が出てしまってもとりあえずは対応ができます。

 こちらのエピペンが使用できるようになるのは、体重が15kg以上の子になります(薬液の濃度の問題と、太ももの筋肉の厚みの問題があるようです)。

 平均体重で見ていくと、体重15kgを超えてくるのは男女ともに4歳以降のようです。なので、4歳以降となるのは確実なようですね。

2. 食物負荷試験が実施できる

 我が子の場合、卵黄について食物負荷試験が実施できましたが、卵白については1g摂食で軽めのアナフィラキシーが出てたので、次できる時期がだいぶ先になりそうです。

 小麦については、食物負荷試験の実施もできないくらいの数値が出ているため、おそらく試験ができることすらだいぶ先になることでしょう。

3. 誤食に耐性がある

 現状では、少量の摂取でも症状が出てしまい、完全除去(揚げ油を共有しているなどの場合も避ける)の対応を取っています。※十分に加熱した卵黄以外

 旅行をする上での最低限の理想としては、「調理器具を共有する、揚げ油を共有する、醤油などの原材料に少量使用されている」などの状況で小麦や卵を摂取しても症状がでない、くらいだと安心感があると思います。原材料さえ確認ができれば、その場で買い食いをすることも可能になると思います。

 

 食物経口負荷試験の手引き2020*1によると、「少量の総負荷量は誤食などで混入する可能性がある量を想定」しているそうです。

 その少量の総負荷量の量というのが、

・鶏卵:加熱全卵 1/32〜1/25相当

 卵白:加熱卵白 1〜1.5g

・小麦:うどん1〜3g

だそうです。

 

4. 結論

 以上より、まずステップとして必要なのは

(1)食物負荷試験ができるくらいまで数値が落ち着いてくる

(2)食物負荷試験で「少量」をクリアできるようになる

(3)エピペンが使える体重(15kg)まで成長する

 の3つをクリアする頃に、旅行について考えることができそうですね。