高タンパク質なおやきのレシピ
離乳食って、お粥は材料を混ぜて一品にして食べさせることもできるけれど、手づかみ食べが始まったりするとなかなかそうは行かなくなりますよね。
今回は子供が手づかみ食べしやすい「おやき」の形式で、小麦&卵アレルギーにも対応、そして栄養面にも配慮した我が家のレシピについて紹介します。
※2021.9.21 アレンジレシピと解凍方法について追記しました。
レシピ
材料
①メインの材料
- 釜揚げしらす 200g
- 絹ごし豆腐 200g
- ひきわり納豆 40g(1パック)※納豆が苦手な方には、チョッパーで砕いた枝豆に置き換えるのもおすすめです。
- 片栗粉 150g
(2021.9.20 追記)
アレンジとして、豚肉を使ってビタミンBを強化するレシピも作ってみました。
に変更してもおいしいおやきになります。
ひき肉が大丈夫なお子さんなら加熱したひき肉を100g分用意します。ひき肉の食感が苦手なお子さんの場合はレンジなどで蒸した豚こま肉をブレンダーでなめらかにすると良いでしょう。
②お好みで調整可能
作り方
上記の①とお好み量の②を混ぜてフライパンで焼くだけです。お好みでごま油を引いて焼いてください。油が苦手な方はクッキングシートなど使って焼くとよいでしょう。手づかみできる大きさに焼いてもよし、大きく1枚に焼いて、あとからサイコロ状に切ってもOK。
(うちの子の場合は一口サイズが大きすぎると口から出してしまうので、サイコロ状でやっています)
粗熱がとれたら冷凍用の袋に入れて、冷凍保存可能。食べるときはレンチンして少し冷ましてあげればOK。忙しい朝でも、高栄養なお手軽ご飯をさっと差し出すことができます。
解凍方法
(2021. 9. 20 追記)
冷凍したものをそのままレンジで解凍してしまうと、冷凍して水分が抜けてしまった影響で、ややぱさついてしまいます。そのため、冷凍したおやきを一度水にくぐらせ濡らし、ラップにつつんで解凍し、温まったら包んだままぬるくなるまで蒸らして待つのをおすすめします。こうすることでもちもち食感で解凍することができます。
実際の味について
1歳半の我が子にこれを食べさせてみたところ、1つ食べては「もう1つちょうだい!」と言わんばかりにお皿の上を指し示すほどに気に入ったようです。普段はあまり納豆を食べる習慣がありませんでしたが、このおやきは匂いも気にせずにパクパクと食べていました。
もしも余ったら
いざ作ってみたけれど、子供があまり気に入ってくれず余ってしまった.....なんてこともありますよね。それでも大丈夫。ちょっとアレンジすれば大人用のおつまみに変身します。
たとえば刻んだ万能ねぎと鰹節を乗せてみたり、もみじおろしを添えてみたり。ポン酢につけて食べると、モチモチ食感と後を引く旨味がなかなかハマります。いいおつまみになりますよ。
栄養価について
摂ったほうがいい量について
栄養価の話をするためには、そもそもどれくらいの摂取量が理想なのかについて知る必要があります。私の場合は以下を参考にしました。
こちらの「2 対象特性 乳児・幼児」の、397ページからの表を参考にしています。
こちらを参照すると、タンパク質の「推奨量」だけ見ても、
0-5ヶ月は10 g/day
6-8ヶ月は15 g/day
9-11ヶ月は25g/day
1-2歳は20 g/day
3-5歳は25 g/day
と記載されています。
この量をきちんと食事で摂ろうとすると大人でもなかなか大変で、例えば1日で20gぶんのタンパク質を摂るとすると、食材ごとで例えると
たまご:Mサイズ(50g)を3個
鶏ささみ:87g
絹ごし豆腐:1丁(400g)
納豆:3パック(120g)
ツナ缶:1缶(80g)
ぐらいになります。この量は1日で食べきれなくはないけど、これを毎日続けるのってなかなか大変だろうなと私は思います。
なお、各食材の栄養価については、以下のサイトのデータを参考にしました。
おやきの栄養について
さて、目標値がわかったところで今回のおやきの栄養価についてです。
前述のレシピ通りの分量で作ると、200+200+40+150+α≒約600gのおやきができます。これを食べやすい大きさに30分割すると、1つあたりだいたい20gのおやきになります。このおやき1つあたりの栄養価をざっくり見てみると、以下のようになります。
タンパク質 1.73g (1-2才児に必要な1日分の量の8%)
ビタミンK 13µg (1-2才児に必要な1日分の量の22%)
カルシウム 15.5 (1-2才児に必要な1日分の量の3%)
納豆が含まれているのでビタミンKがわりとしっかり含まれています。しらすのカルシウムもいいですね。どちらも骨の成長に関わりますから、育ち盛りにはぴったりです。
(納豆を枝豆に置き換えた場合、ビタミンKはここまで高くならないと思います)
このおやきを1食に2個ずつ、1日に6個(120g)食べたとすると、タンパク質を10.38g取ることができます。調理不要でさっと用意できて、ご飯にもおやつにも使えるような食材で1日に必要なタンパク質の約半分をカバーできると考えると、なかなかよいメニューといえるのではないでしょうか。
あとがき
というわけで、子供のタンパク質摂取できるお手軽ご飯としてよし、大人のおつまみとしてもよしなおやきのレシピでした。作ってみた報告やアレンジのアイデアなどありましたらコメントなどでご連絡いただけると嬉しいです。
みなさまの子育てライフのお役に立てれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。