2才児用高タンパク質作り置きおやつ
1歳半〜2歳児が食べやすい高栄養なおやつが開発できましたので、レシピを共有します。実質「幼児向けプロテインバー」になっています。
うちの子はあんこ味が大好きなのであんこ味のレシピを記載します。
1. 材料
ぐんぐん(フォローアップミルク) 30g
ホエイプロテインパウダー 7g
タピオカ粉 26g
白玉粉 16g
乾燥おからパウダー 6g
砂糖 20g
塩 小さじ1/8
粉ゼラチン 小さじ1/2
チューブマーガリン 3g
あんこ 40g
水 65ml
なお、材料のg数が微妙なのは、それぞれの粉を特定のスプーン(ウィダーのマッスルフィットプロテインについてくる黄色いスプーン)で測量しているためです。
2. 作り方
- 上記の材料をすべて混ぜてよく練ります。
- 混ぜてできたものを、シリコンの型に流し込みます。
- フライパンに1cmくらい水を張ります。
- フライパンの中にいい感じの土台を入れ、その上にシリコン型を置きます。
- 15分ほど中火で加熱します。
- 15分経ったらフライパンから取り出します。
- 型をひっくり返して中身を取り出します。
- 手に持ちやすいサイズに切り分けます。
- できたては熱いので、少し冷ましてからあげましょう。
3. 特徴
- 冷めてから食べても美味しい→朝作ってからお昼食べたりしても美味しく食べられる。外出時のおやつとして持参しやすい。お弁当にしても可。
- チューブマーガリン、あんこ以外はほとんど粉ものでできており、保存性が高い材料で作れる。
- 卵、小麦不使用のため、アレルギーにも対応。
- おからを入れることで、食物繊維やソイプロテインも摂取できる。また、おからが入ることで餅の膨らみを維持しべちゃっと潰れないようになっている。
- 携帯食料としても利用可能。
- まとまりがあり、崩れにくく、こぼれにくい→車の中で食べても車内を散らかさない
- 餅でできているが、タピオカ粉やおからパウダーのおかげで歯切れがよく喉に張り付きにくい→小さい子でも比較的噛み切りやすく飲み込みやすい。
- 実質「子ども用プロテインバー」
- ゼラチンを入れることで、さらにまとまりが良くシリコンからの剥がれがよくなっている。(なくても作れるがややべたつきやすい)
- タピオカ粉のみ、白玉粉のみでも作れますが、小さい子が食べるならタピオカ粉のみに置き換えることを推奨します。(白玉粉はやや伸びる性質があるため)
4. 栄養価
このレシピで作ったあんこ蒸し餅の栄養価を、1-2歳に必要な1日あたりの栄養価の割合で見てみますと、以下のようになります。
- エネルギー:430kcal, 1日分の45%
- タンパク質:12g, 1日分の60%
- ビタミンB群:1日分の30〜40%
- ビタミンC:43%
- ビタミンA:27%
- ビタミンD:75%
- ビタミンE:51%
- ビタミンK:10%
- 葉酸37%
- 鉄:7g, 40%
アンパンマンウインナーが1本あたりタンパク質1.3gなので、このあんこ蒸し餅をすべて食べきり、そしてアンパンマンウインナーを6本も食べると、その日のたんぱく質量はほぼ推奨量100%(約20g)になります。
ほかのおかずとの兼ね合いや、主食をどれくらい食べるかにもよりますが、このあんこ蒸し餅を食べた日は主食控えめにしておかず多めにする、などのバランスを取るとよいと思います。
5. レシピ開発のきっかけ
詳細はこちらにまとまっています。
材料の検討についてはこちら。
この時点と比較すると、今回のレシピはやや材料比が変化しています。
プロテインパウダーを使用してる理由についてはこちらをご参照ください。
6. プロテインバーとして
大人用のプロテインバーは、1つあたりおおよそ10g〜15g、多いもので20gほど摂取できるものが多いです。
成人の体重を約60kgと仮定すると、必要なタンパク質摂取量は1kgあたり1gとされておりますので、60g/日が必要ということになりますね。
そうすると、10gのプロテインバーであれば、1日分の17%を、20gのプロテインバーなら33%のたんぱく質をカバーしてくれるというわけです。
今回のレシピで作れるあんこ蒸し餅は、これ1つで1-2歳児の1日分のたんぱく質60%をカバーしています。なので、これで1食分にするとやや多めになりそうですが、2回に分けて食べるとちょうどよい程度になると思います。
我が家でもこれをいっぺんに食べきるのではなく、ひとまず作っておいて、あとで散歩に出かけるタイミングで持っていったり、保育園のお迎えのときに持参したりなど、分散して食べています。
味としてはなかなか美味しく、大人もパクパク食べられます。なので子供が成長してきたときのおやつのレパートリーとして持っておくと、栄養もカバーしながらおやつを楽しめると思います。